普通預金の金利が上がると、利息は年いくら増える?
預けている金額と、変わる前と後の金利を入れると、1年分の利息が税引前と税引後で出るのだ。メガバンク3行(三菱UFJ・三井住友・みずほ)は、2026年11月2日から円普通預金の金利を年0.4%から年0.5%(税引前)に上げると発表しているのだ。利息には20.315%の税金がかかるから、手元に残る額も一緒に分かるのだ。
※計算結果は目安です。
計算のしかた
日本銀行は2026年9月18日の金融政策決定会合で、政策金利(無担保コールレート・オーバーナイト物)を1.25%程度で推移するよう促すことを決めました(賛成7・反対2、9月24日から適用)。
これを受けて、三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行は同じ9月18日に、円普通預金の金利を年0.4%から年0.5%に上げると発表しました。改定日は3行とも2026年11月2日(月)です。金利はどれも税金を引く前の数字です。
預金の利息には、20.315%(所得税と復興特別所得税で15.315%、ほかに地方税5%)の税金がかかります。国税庁によると、預貯金の利子は「源泉分離課税」で、この税率で差し引かれます。手元に入るのは、税引前の利息の約79.7%です。
このページは、金利が上がった分で利息が年いくら増えるかを、税引前と税引後で並べて見るためのものです。住宅ローンの返済額が金利でどう変わるかは、ページ下の「住宅ローン返済シミュレーション」で計算できます。
メガバンク3行の円普通預金の金利(各行の2026年9月18日の発表)
| 銀行 | 変わる前 | 変わった後 | 改定日 |
|---|---|---|---|
| 三菱UFJ銀行 | 年0.40% | 年0.50% | 2026年11月2日 |
| 三井住友銀行 | 年0.400% | 年0.500% | 2026年11月2日 |
| みずほ銀行 | 年0.400% | 年0.500% | 2026年11月2日 |
金利は税引前。三菱UFJ銀行の発表では、同じ金利がスーパー普通預金(メインバンク プラス)[段階金利型]にも適用されます。最新の金利は各行のサイトで確かめてください。
計算例
税引前の利息は、年4,000円→年5,000円で年1,000円増えます。税引後(20.315%を引いた額)は、年約3,187円→年約3,984円で、手元に残る増え方は年約797円です。
税引前は年12,000円→年15,000円で年3,000円増。税引後は年約9,562円→年約11,953円で、年約2,391円増です。
税引前は年400円→年500円で年100円増。税引後は年約80円増です。金利の差が0.1%のとき、増える利息は、税引前で残高の0.1%、税引後でその約8割になります。
計算の前に確かめること
- 自分の口座の金利を、銀行のサイトで確かめたこのページの既定値は、メガバンク3行の円普通預金の発表(年0.4%→0.5%)です。銀行や預金の種類で金利は違います。
- 新しい金利が使われるのは改定日からメガバンク3行は2026年11月2日からです。それより前の日の分は、前の金利で計算されます。
- 残高は「1年間の平均」で考える利息は毎日の残高で決まるため、出し入れが多い口座は、このページの数字とずれます。
- 利息は税金を引いた後で手元に入る預貯金の利子には20.315%の税金がかかり、源泉分離課税で差し引かれます(国税庁)。
よくある質問
利息にかかる税金はいくら?
預貯金の利子には、所得税と復興特別所得税で15.315%、ほかに地方税5%、合計20.315%の税金がかかります(国税庁 No.1310)。源泉分離課税なので、利息が入るときに差し引かれています。
金利が0.1%上がると、100万円で年いくら増える?
税引前で年1,000円、税引後で年約797円です(1年間ずっと100万円を預けていた場合)。
11月2日より前に預けていても、0.5%になる?
メガバンク3行の発表では、改定後の金利の適用開始日は2026年11月2日です。それより前の日の分は前の金利(年0.4%)、11月2日以降の分は年0.5%で計算される、と考えるのが目安です。細かい扱いは各行に確かめてください。
2027年から税金の名前が変わると聞いた。税率は上がる?
国税庁の案内では、令和9年(2027年)以後は税目の書き方が「所得税、防衛特別所得税および復興特別所得税」に変わりますが、合計の税率は変わらないとされています。
物価が上がっていると、利息が増えても得をしている?
利息で増えるお金と、物価の上昇で減るお金の価値は別々に動きます。物価の影響は、ページ下の「物価上昇と資産の目減り」の計算で確かめられます。このページは、特定の預金や金融商品をすすめるものではありません。
- 1年間ずっと同じ残高・同じ金利だったと仮定した、1年分の目安です。実際の利息は、毎日の残高と、銀行が決めた計算方法(利払いの時期・端数の処理など)で決まります。
- 税金は、税引前の利息に20.315%をかけた概算です。実際には税目ごとに端数が処理されるため、数円ずれることがあります。
- メガバンク3行の金利は、各行の2026年9月18日の発表によるものです。その後の改定は各行のサイトで確かめてください。
- 定期預金・外貨預金・優遇金利などは計算に入っていません。
- 国税庁 タックスアンサー No.1310「利子所得」(令和8年4月1日現在法令等)(預貯金の利子は源泉分離課税、15.315%(ほかに地方税5%)。令和9年以後の税目の表記)
- 日本銀行「金融市場調節方針の変更について」(2026年9月18日)(無担保コールレート(オーバーナイト物)を1.25%程度、9月24日から適用、賛成7反対2)
- 三菱UFJ銀行「円普通預金金利の改定について」(2026年9月18日)(0.40%→0.50%、改定日2026年11月2日)
- 三井住友銀行「各種預金金利の変更について」(2026年9月18日)(円普通預金 年0.400%→年0.500%、適用開始日2026年11月2日)
- みずほ銀行「円預金金利の改定について」(2026年9月18日)(円普通預金 0.400%→0.500%、改定日2026年11月2日)
この計算結果は、入力した数字と上の前提にもとづく目安です。実際の金額を保証するものではなく、個別の税務・投資・家計の助言でもありません。最新の制度・数値は出典の公的資料でご確認ください。
解説動画はマネーチャンネル「ずんだマネー解説局」で公開しています。